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ブログ 家づくり情報 2024.05.09

狭小地・変形地住宅のススメーその3ー

これまでに、狭小地や変形地を検討してみてはどうかというお話をさせていただきました。メリット・デメリットをしっかり理解した上で土地を探してみると、自分の考えに合った場所が見つかるかもしれません。狭かったり、形が変わっているから無理と最初から除外せずに一度検討してみて下さい。

今回は、狭小地や変形地が見つかり、お家を建てるとなった時の設計や間取りの工夫についてお話しします。

狭小地や変形地のお家では、いかに快適に過ごせるようにするか、いかにスペースを上手に使うかが重要になってきます。設計に際してのポイントをいくつかご紹介します。

1、目線の高さに変化をつけ部屋が広く感じられるようにするためにフロア内で高低差を設けるなど、立体的な空間を意識する。

2、解放感を得るために、間仕切りを極力設けず、視線の抜けを意識してレイアウトする。そうすることで、視線の先に窓や外部空間が見えるため広く感じることができる。

3、光を十分に取り込み、高低差による温度差換気を利用するために、高い位置に開口を設ける。

4、狭さの欠点をカバーするために、リビングは上階に配置して光を取り込みやすくしたり、収納はできる限りまとめファミリークローゼットを設けるなどの間取の工夫をする。

5、階段下や部屋の段差、壁の厚み部分など、一見空間がなさそうな部分を有効活用させ、メインの収納にプラスして収納量を確保する。

6、「廊下を他の用途(例えば室内干しスペース)と兼用する」、「解放感を得る為にバルコニーや中庭などの外部空間を利用する」、「蔵・小屋裏・ロフトなど、計算上延べ床面積に算入されない、または一部しか算入されない空間を利用する」など、様々な空間の活用方法を工夫する。

上記のポイントをふまえて間取りのプランニングをすると、狭い中にも快適な空間であったり、広く感じる空間をつくることができます。ぜひ参考にしてお家づくりに役立ててみてください。

狭小地や変形地のお家づくりについてお話ししてきましたが、次回からは「スぺパ」についてお話ししていきます。
「スぺパ」って何??と思う方も多いと思います。狭小地や変形地でのお家づくりにはぜひ取り入れていただきたいですが、お家づくりをお考えの方全般に取り入れてほしい内容なので、次回の投稿も楽しみにしていてください♪